九谷焼彩匠会からのメッセージ
世界を魅了す九谷焼を、いつの時代にも。
九谷焼彩匠会は、赤絵の里と称される佐野の地(石川県能美市)で「九谷の隆盛」に取り組んでいます。 この土地は、佐野赤絵の陶祖・斉田 道開が興こした近代九谷の本陣であるとともに、 明治初頭のパリやウィーンの万博博覧会で欧米を熱狂させた「ジャパン・クタニ」の一大拠点。 陶祖・斉田 道開を祀る全国でも珍しい「陶祖神社」を拝し、一世を風靡した佐野赤絵のふる郷です。 赤絵細描の第一人者・福島 武山氏も佐野に工房を構え、現在では陶祖神社 奉賛会会長を務めています。
武山氏はこう語っています。 「妻の実家に近い佐野に移り住んだ当時、この土地が赤絵の里であることも知りませんでしたし、 私自身が九谷に関わる仕事、まして絵付の世界で生きていくとは思ってもいませんでした。 義母が九谷の絵付職人でした。いま思い返せば、よほど九谷と深いご縁があったのでしょう。 佐野は陶祖・道開の開いた九谷の聖地。赤い糸ならぬ“赤い線”に導かれたのかもしれませんね。 道開が存在しなければ、この佐野がなければ、九谷の福島武山ではありません。」
陶祖・道開がまさしく道を開き、世界を魅了した「九谷焼」とゆう大きな宝。 その魅力をいち早く世界に届けた「茶碗屋」と呼ばれる、このの先人たちのエネルギー。 私たち九谷彩匠会は、この佐野の地に脈々と流れる“茶碗のDNA”を受け継ぎ 新しい時代の九谷焼を、いま一度、この佐野から世界に発信します。
「九谷関係者にとってこの陶祖神社は、九谷の隆盛とともにある大切な聖地。もう何百年も続く、全国固有の九谷茶碗まつりも
陶祖・道開の慰霊祭として狭野神社の境内から始まったものです。決して神頼みとゆう理由ではなく、
いま一度、陶祖神社がこの地にあるとゆう『大きな意義と価値=道開の残した九谷の宝』を見直し、産地として活かしてゆく。
これからの九谷の活性には、それも不可欠だと思います。」
陶祖神社 奉賛会 中村磁会長はそう語る。
本サイトではギフトやお祝いのお品としても喜ばれる、九谷焼を通販でお楽しみいただけます。